農ガクLab日誌 
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子供の頃

ほとんど山の中にあった私の小学校は、山から続いている広い校庭の周りに、庭みたいな、畑みたいな、藪みたいな、とにかく子供の探検心をくすぐられるような場所がたくさんあった。

鳥の声しか聞こえない、下界からシャットアウトされたような本当に気持ちのいい学校で、晴れた日には一人でぷらぷらと校舎の隅から隅まで散歩していた。

今から思うと、特別友達が少ないわけでも、幸いにイジメられていた訳でもなかったはずなのに、なぜ私は一人で学校をほっつき歩いていたのか、不思議に思う。

ある日、散歩中に茂みがガサガサ言っているので、のぞき込んだら、キジがいた。

鮮やかな緑と青と赤が目に飛び込んできて、私を感動させた。

「わたし一人でキジを見つけた!!」

そのキジという鳥が、日本の国鳥であると知った時、これ以上ない誇らしさでいっぱいになったのを覚えてる。

こんにちは!テロワールです。

日本を代表するものってホントに色々あって、

花だと「菊」

木は「桜」

石は「ヒスイ」

蝶は「オオムラサキ」

そしてなんと”菌”にまで日本の代表選手がいるんです。もはや目に見えない世界の話。

菌って、あのカビ菌や、ばい菌の”菌”。

こんなご時世だし、菌の付く言葉ってそんなのばかりだから、パッと浮かぶイメージでいいイメージなんて、私はとても浮かびません。

では日本を代表する”菌”てなにかと言うと、

<麹菌>です。

塩麴なんかが話題になっていたので、聞いたことはあると思います。

麹菌で作られる代表的なものが、何を隠そう”日本酒”です。

他にも味噌、米酢、みりん、醤油などの調味料も、すべて麹菌を利用して作られています。

和食というものは<麹菌>で成り立っていると言っても過言ではありません。

そして”日本の” 酒。それが作られる工程で不可欠な<麹菌>ですから、日本を代表する国菌に選ばれるのも納得です。

そんな菌。

畑をする上でも大事な存在。

今回の農ガクLabの授業は、一日を通して「堆肥」について学びました。

堆肥と微生物は切っても切り離せない関係。

子供の頃から、土はミミズが作る。と思っていたので、ミミズは土の中に大量にいるんだと思って、ビジュアル的にミミズが嫌いな私はぞっとしていました。

ただ土を作るのはミミズだけじゃない。

食べ物で一般的な「納豆菌」「乳酸菌」など、とにかくたくさんの目に見えない”微生物”が働いています。

そんな微生物の有益な活動を”発酵”と言い、その発酵を人は生活のあらゆる場面で利用しているのです。

その発酵によって、例えば生えてきた雑草が枯れて→土に戻る事が出来る。

その仕組みを理解するには、本当に深い世界で、でも上手く利用すれば、畑で野菜の出荷前に出る残さごみ(キャベツの外葉や人参の葉っぱ部分)が、ごみではなく「堆肥」という資源に変わる可能性があるという事。

それの家庭バージョンがホームセンターなどでも時々売っているコンポストと言うわけ。

そんな微生物と堆肥について午前中みっちり学んだあとは、午後から発酵肥料を作ったり、堆肥箱を作ったり。

実際に堆肥を作っているところにも見学に行かせてもらいました

そして私たちの畑にも堆肥箱を設置!

近くの山で大量に出る天然素材”竹”を利用して作った堆肥箱はなかなかいい感じです。

使う責任

作る責任

そして、捨てる責任

様々なものが安く、簡単に手に入る時代。

でも私たちの身の回りの物、そのほとんどはいつかはごみになるものです。

自分の手から、ごみとして離れたモノたちはその後どうなるのか、考えるきっかけになればいいですね。

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