こんにちは!テロワールです。
夏野菜が美味しい季節もそろそろ終わり。
これから冬に向けて、家庭菜園で何を育てようかと考え中の方にお勧めしたい野菜の一つ、「大根」。
今回は、9月から家庭菜園でも始められる、誰もが知る大根の力を改めてご紹介します!
「大根」別名「すずしろ」。
そう春の七草の一員である大根は日本人と古くから馴染みの深いお野菜の一つです。
寒い季節になるこれからは徐々に大根の季節になります。
美味しく、栄養も取りたい方にはぜひ知って頂きたい知識をまとめました。
目次
大根の辛味の正体
大根と言えばあの少しピリッとした辛味。
あの辛味の正体は、「イソチオシアネート」という成分。
このイソチオシアネートには
・がん予防
・動脈硬化予防
・血栓予防
・抗菌作用
などの効果があるとされています。
大根は部位によって辛さが違うと言う事は知ってる人は多いかもしれません。
つまりイソチオシアネートの量が場所によって違うのです。
葉に近い上部には根の先端部分に比べ、約10倍もイソチオシアネートが多いこともあります。
胃腸を助ける、三種類の消化酵素
人の体内では酵素は必要不可欠なもので、「消化」や「代謝」などに使われています。
体の中でも作り出されるものですが、年齢によってその生産量ももちろん減ってくる上、作れる酵素にも限度があります。
例えば代謝に多くの酵素を使ってしまうと、消化の方に回らなくなってしまったりする為、食べ物から補う必要があります。
大根には3種類の消化酵素が含まれています。
①脂肪を分解するリパーゼ
脂肪は胃での滞留時間が長いため、胃に負担がかかりやすい。
脂分が多いものや揚げ物を食べるときに大根を一緒に食すのが◎
②たんぱく質を分解するプロテアーゼ
たんぱく質をアミノ酸に変える働きがあります。
肉・魚などのたんぱく質が豊富な食材を調理前に大根おろしに漬け込む。
こうすることで肉質がやわらかくなる上、アミノ酸の影響からうま味アップにも繋がります。
③でんぷんを分解するジアスターゼ(アミラーゼ)
胃もたれ、胸やけの予防や解消してくれます
ポイントはこれらは、加熱に弱い事。
大根おろしで食べるのがよりおすすめです!
身体に良い食材を取り入れるのは、誰もが気にするところ。
でもその良い食材をちゃんと体に取り込んで、私たちのエネルギーに変えなければ意味がありません。
この大事な過程が「消化」。
良いものをしっかり消化するところまで考えたいですね!
食べるべきは根だけじゃない!
大根の葉っぱは立派な緑黄色野菜。
葉に含まれるβ-カロテンはほうれん草のほぼ変わりません。
他にも、免疫力をアップにつながるビタミンC、歯や骨のもとになるカルシウム、高血圧やむくみを解消に効果のあるカリウム、 貧血の予防や疲労回復などの効果が期待出来る鉄分などが含まれています。
また、大根の皮にはより多くの栄養が含まれています。
剥いた皮は、細く切ってきんぴらにして頂くのがオススメ!
無駄なく栄養を取る事が出来ます。
栽培は夏が終わった頃に始める!
大根は家庭菜園にもおすすめ!
品種も色々なものがあり、家庭でプランター栽培をするなら一般的に「ミニ大根」と呼ばれるものや短形種などが適しています。
栽培は9月から。12月頃に収穫が出来ます。
この時期の大根が、美味しく栽培も簡単です。
栽培方法
プランターに野菜用の培養土を入れ、種を土に直接まきます。
種と種の間の長さは品種によって違うので、種袋を確認しましょう。
いずれも1か所に3粒ほど蒔きます。
3つとも発芽した場合、間引きは2回に分けて行います。
一度目は双葉が出た頃、二度目は本葉が5~6枚出た頃。
もちろん間引き菜も菜っ葉として美味しく頂けます。
栽培のポイントは、害虫対策。
種まきを終えたらすぐに防虫ネットをすることで、アブラムシや蝶々から大根を守りましょう。
収穫
早いもので、2か月ほどで収穫が出来ます。
土から出ている部分で、ある程度の大きさの判断が付きますが、収穫のタイミングが分からないときは何本か抜いて状態を確かめてみてください。
何本も育てている場合は、一気に全てを抜かなくても、食べる分だけ収穫し、残りは置いて置きましょう。
ただ、あまりに長く置いておくと、大根の中にスが入って来てしまうので、葉が黄色くなる前に収穫するのが理想的。
予想以上に収穫できた時は、保存食として「切り干し大根」を作るのがオススメです!
大根にもいろんな種類があって、選ぶだけでも楽しいので、この秋は是非ご家庭で大根栽培にチャレンジしてみて下さい♪
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