こんにちは!テロワールです。
春が来て、家庭菜園が本格化する季節になりました。
ホームセンターなんかに苗を見に行くと、「接ぎ木苗」という文字を見た事はありませんか?
今回はこの接ぎ木苗について簡単にご紹介します。
目次
接ぎ木苗って何?
接ぎ木苗とは、根っこが付いている、いわゆる”苗の下の部分”と、花・実が付くいわゆる”苗の上の部分”が違う種類になるように作られた苗の事です。
苗の下の部分を「台木」といい、
苗の上の部分を「穂木」といいます。
接ぐ事なく、種からそのまま成長する苗のことを「自根苗」と言います。
接ぎ木苗を使うとどうなるの?
なぜ別々の種類をくっつけるなんて事をするのかと言うと、こんなメリットがあるからです。
1,病気に強い
2,害虫に強い
3,連作障害に強い
4,環境障害に強い
接ぎ木苗は、台木と穂木のイイトコ取りが出来るのです。
たとえばトマトを例にすると、
台木に病害虫に強いワイルドな品種+穂木に甘くて美味しい品種=甘くて美味しい、病害虫に強いトマトの苗が出来る。
ざっくり言うとこんな感じになります。
接ぎ木苗は買うべき?
もしも病害虫の被害にあった時、いち早く発見ができ、対処ができる。つまり、こまめに管理が出来る人であったり、沢山の数を栽培する為、株がダメになっても補える。などと言った理由がある人は普通の苗でも大丈夫かもしれません。
でも何か心配な事があるという人は、”リスクを出来るだけ減らす”という意味で接ぎ木苗がおすすめ。
でも、接ぎ木苗は苗屋さんによる「接ぐ」という手間暇がかかっている分、お値段は高いです。
ただ、プロの農家さんでもリスクを下げるために使うという方は結構いらっしゃるので、「接ぎ木苗は経験のない初心者が使うもの」と言うわけでは全くありません。
接ぎ木苗のお手入れ
接ぎ木苗は当然台木も生きている訳なので、台木の部分から台木の品種の芽が出てきます。
メインの穂木に成長のパワーを集中させるために、台木から出てくる芽はこまめに取る作業が必要です。
接ぎ木苗の事ばかり考えていると、どうもケンタウロスやマーメイドが頭の中をよぎってしまう。。
より良い植物の栽培の為に考えられた何とも斬新な技術だなぁと感心してしまいます。
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