美味しい野菜の見分け方-2月編-
美味しい野菜の見分け方-2月編-

美味しい野菜の見分け方-2月編-

こんにちは!テロワールです。

目的の野菜を選ぶとき、「さてどれが一番いいのだろう…」と迷ったことはありませんか?

野菜のおいしさはやっぱり”鮮度”ですが、野菜売り場に並ぶ野菜の中から、せっかくなら一番いいものを選びたいですよね?

そこで今回は、冬野菜~2月編~として、この時期が旬のお野菜を5つピックアップして、その美味しい選び方をご紹介します。

●大根


冬野菜の代表と言えば大根。
出汁を吸った煮物も美味しいですが、生で大根にはたくさんの消化酵素が含まれているので大根おろしで頂くのも◎

大根には蕪の様な形の「桜島大根」から世界一の長さを誇る「守口大根」まで日本で100を超える種類があると言われています。
そんな大根は、以下の点に注意して選んでみましょう

・肌が白く、つやがある

・ずっしりとした重量感があるもの

・ひげ根の後(毛穴みたいなもの)が均等

・葉があるものは葉がピンとしたもの。

・カット大根の場合は、断面がきめ細かくスが入っていない

【ちなみにワンポイント
葉っぱ付きの大根を見つけたらラッキー。
大根の葉は立派な緑黄色野菜ですが、流通には不向きなので切り落とされる事がほとんど。
細かく刻んでじゃこやミンチと炒めたらとっても美味しいので、見つけたらぜひ買ってみて下さい!
ポイントは買ってきたらすぐに葉と根の間で切り落として、別々に保存もしくは調理しましょう!

●白菜


まだまだ鍋が食べたくなる季節。
その鍋に欠かせないメンバーの一人、白菜。

白菜には結球しないタイプの種類もありますが、一般的に目にするのは縦長く結球したタイプのもの。
そんな白菜は、以下の点に注意して選んでみましょう

・巻きがしっかり、ずっしりしている。

・ハリがある。

・押したら硬い

・葉脈がしっかり大きい

・白い部分が二等辺三角形に形に近い

〈カット〉
・葉の間に隙間がなくぎゅっとつまっている
・カット面の色が薄い
・芯の部分が膨らんでいない

【ちなみにワンポイント
・黒い斑点はゴマ症という生理障害によりあらわれたポリフェノール。
気温や土中環境など、栽培時のストレスが原因と言われています。
カビなどの病気ではないので、食べる事に問題はありません。

●水菜


「ハリハリ鍋」があるくらい、こちらも鍋で美味しい冬野菜。
ですが、やわらかくクセがない水菜は加熱だけでなく、サラダにも、浅漬けにもメイン料理の彩りとしても様々な使い方ができる万能葉物野菜。

「水耕栽培」と記載がない水菜はほぼ、土の上で、外気に直に触れて育った「露地栽培」。
露地栽培の水菜は以下の点に注意して選んでみましょう

・葉の先まで、ピンとしている。

・葉につやがあり、色が鮮やか

・表脈がハッキリしている

・根元が張っていて、変色していない

・持ち上げた時に、くたっとしておらず、しっかりしている。

【ちなみにワンポイント
シャキシャキが美味しい水菜ですが、日持ちが短いという事が難点。
保存をするときは、キッチンペーパーで全体を包み、根元部分だけを水で湿らせて置きます。
あとはその状態の物を水菜が入っていた袋に戻し入れ、冷蔵庫に立てて保存しておくだけ。
このひと手間で、水菜から水分が出てしなしなになってしまうのを防ぎ、少しでも長く保存しておくことが出来ます。

●ブロッコリー

花の蕾がたくさん集まった「花蕾」部分を食すブロッコリー。

実はとても栄養価が高い緑黄色野菜で、ビタミンCやミネラル、*ファイトケミカルの一つ、スルフォラファンが多く含まれており、健康意識が高い人たちの中でも注目の野菜の一つとなっています。

最近では、やわらかい茎部分も食す「茎ブロッコリー」や、新芽を食す「ブロッコリースプラウト」など、様々なものがありますが、一般的なブロッコリーを選ぶときは以下の点に注意して選んでみましょう。

・中央部分がしっかり盛り上がっている

・蕾が固く締まっている

・全体的に黄色くなっておらず、緑が鮮やかで色むらが無い

・切り口が変色していない、スが入っていない

【ちなみにワンポイント
冬に出回るブロッコリーに、時々紫色を帯びたものがあります。
一見「色が悪くなっている…」と敬遠してしまいそうになりますが、実はこの紫の正体は”アントシアニン”。
キャベツにも見られる現象ですが、寒さに当たるとアントシアニンを生成させて身を守っています。
味としては落ちるどころか、甘みが増している証拠です。

(*=ファイトケミカルとは、虫や紫外線などの外から身を守る為に植物自身が作り出す複数の化学成分。特徴としては、辛み、香り、ねばねばなどがあります。)

●ネギ


みそ汁や鍋、うどんからラーメンまで、私達日本人には欠かせない、食卓の名脇役といったらこのネギではないでしょうか。

ネギにも様々あり、まずは「白ネギ」「青ネギ」が代表的な2種類ですね。

ですが実はここにも地域性があり,

関東では「白ネギ」、関西では「青ネギ」が主流と言われています。

それぞれ選ぶときは以下の点に注意して選んでみましょう。

〈白ネギ〉
・青い部分と白い部分の境目の色がハッキリしている。

・白い部分に締りがあり、弾力がある。

・白い部分につやがあり瑞々しい

〈青ネギ〉
・葉先に枯れがなく、ピンと伸びている

・葉の色が濃く、鮮やかである

・白い部分がしっかりとかたい

【ちなみにワンポイント
ネギの青い部分に白い粉っぽいものが見られることがあります。
これの正体は「ブルーム」といって、植物自身が自らの身を守るために出す物質。
キュウリやブロッコリーにも見られます。
農薬のようにも見えますが、むしろ新鮮な証拠なので、食べても問題ありません。

●まとめ

【大根】

・肌が白く、つやがある
・ずっしりとした重量感があるもの
・ひげ根の後(毛穴みたいなもの)が均等
・葉があるものは葉がピンとしたもの。
・カット大根の場合は、断面がきめ細かくスが入っていない

【白菜】

・巻きがしっかり、ずっしりしている。
・ハリがある。
・押したら硬い
・葉脈がしっかり大きい
・白い部分が二等辺三角形に形に近い

〈カット〉
・葉の間に隙間がなくぎゅっとつまっている
・カット面の色が薄い
・芯の部分が膨らんでいない

【水菜】

・葉の先まで、ピンとしている。
・葉につやがあり、色が鮮やか
。表脈がハッキリしている
・根元が張っていて、変色していない
・持ち上げた時に、くたっとしておらず、しっかりしている。

【ブロッコリー】

・中央部分がしっかり盛り上がっている
・蕾が固く締まっている
・全体的に黄色くなっておらず、緑が鮮やかで色むらが無い
・切り口が変色していない、スが入っていない

【ネギ】

〈白ネギ〉
・青い部分と白い部分の境目の色がハッキリしている。
・白い部分に締りがあり、弾力がある。
・白い部分につやがあり瑞々しい

〈青ネギ〉
・葉先に枯れがなく、ピンと伸びている
・葉の色が濃く、鮮やかである
・白い部分がしっかりとかたい

いかがでしたか?

今まで気にしていなかったポイントもあったかもしれません、全てを頭に入れる事は出来なくても、少し気にかけて行く事で、美味しく栄養のあるお野菜を選べるようになって行きたいですね!

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