”種から育てる”植物の発芽を成功させるコツ
”種から育てる”植物の発芽を成功させるコツ

”種から育てる”植物の発芽を成功させるコツ

こんにちは!テロワールです。

野菜やお花を育てようと思った時、苗を買いますか?種を買いますか?

どちらにもいい事、大変な事はいくつかあり、

例えば苗だと、開花もしくは収穫までの時間が短いし、専門の人がしっかり強い苗を育ててくれている。

種だと、苗よりも少ないコストでたくさんの数を育てられたり、苗では売っていないような珍しい品種も育てられる。

個人的には種からにょきにょき育ってくるのを観察するのが好きなので、できるだけ種から育てたい。

(あまりに欲張るので、常に色んな種が余っている。ただ、それまでもがコレクション精神をくすぐる)

種から元気な株を作るのは、苗に比べるとやっぱり難易度は少しだけ上がるけれど、上手く育ってくれた時にはそりゃあ情が湧きまくって可愛くてしょうがないので、皆さんも気が向いたら一度挑戦してみてほしい。

そんなことで今回は”種を上手く発芽させるコツ”を簡単にご紹介します。

特に大事なポイント5つ

温度

まずは温度。

植物によって、この温度で発芽したい!という温度がそれぞれあります。

これを「発芽適温」と言います。

15℃~25℃で発芽するものの例として、

キャベツ、レタス、ネギ、ほうれん草、大根、カブ、カリフラワー、ブロッコリー、ニンジン、エンドウ、ソラマメなどがあり、

20℃~30℃で発芽するものだと、

トマト、ナス、キュウリ、かぼちゃ、ピーマン、唐辛子、オクラ、白菜、サトイモ、サツマイモ、ショウガなどがあります。

つまり”旬”というものは種の時点から決まっているのです。

逆に言えば、寒い外気に当てないよう室内やハウスで育てるなどの工夫をして温度管理をしてあげると、ある程度時期をずらす事も出来ます。

植物自体に、お日様が大好きな子もいれば、それほど必要としたい子がいるように、種にも光が好きな子と嫌いな子がいます。

「好光性」といって、光が必要な種類として、ニンジン、カブ、シソ、バジルと言ったものがあり、

「嫌光性」といって、光が当たらないほうが良い種類として、大根、かぼちゃ、ネギと言ったものがあります。

つまり、種を蒔いてその上にかける土の量がここで大事になってきます。

好光性の種には0.5cm〜1cmほどの厚さの土を、嫌光性の種には2cmくらいの土をかけてあげるのが◎

皆さんご想像の通り、発芽に水は欠かせません。

種は水分を含むことによって、発芽のスイッチが入ります。

苗へと成長するには、まず固い種の殻を破って根が出てきます。

根が出てきたら、水分や養分を吸い上げる事が出来ますが、種の時点ではそれは出来ないので、種が乾くことの無いように、根が出てくるまでは適度な水分が種にある状態でなければいけません。

例えば、人参の種のように一晩水に浸けておいた方が発芽率がアップする種なんかもあります。

空気

先ほど、根が出てくるまでは適度な水分が種にある状態でないといけない。と書きましたが、この”適度な”という所がポイント!

実は種の発芽には、酸素も必要。

ずっと水がびたびたの状態にあると、呼吸が出来なくなって、発芽しなくなります。

水もいるのに空気も必要って、、めんどくさい。と思うかもしれませんが、説明として文字で書くとこうなるだけで、要は「湿り気のある土」がいいという事です。

基本的には霧吹きでシュシュッと湿らせてあげるくらいで大丈夫。

すぐに表面が乾いてしまうようであれば、不織布やサランラップなどをふわっとかけてあげて乾燥から守るという手もあります。

寿命

種は生き物なので、もちろん寿命と言うものがあります。

それも種類によって様々ですが、2年ほどの短命種子や、6年以上の長命種子があります。

種を買うと、種袋の裏には有効期限が書かれています。

これを過ぎても発芽する事はありますが、やはり種は一日ごとに古くなっていきます。

発芽はしなくても、種として生き延びるだけでエネルギーを使いますので、基本的には出来るだけ早く使い切るのが良いと思っておきましょう。

使いきれない時は、高温多湿を避けて、冷蔵庫などで保存すると種のエネルギー消費を抑える事が出来ます。

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以上、種を上手に発芽させるのに大事なことを簡単にまとめました!

種でも苗でも、野菜を育てる事をぜひ楽しんでください♪

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